平成二十七年九月場所二日目観戦記・十枚目取組・四

平成二十七年九月場所二日目観戦記
十枚目取組・四(平成27年 9月14日)

		○輝(突き落とし)旭日松● 　輝右差し左で宛がう恰好、旭日松額で当たって左外筈右喉輪で押し上げんとすると輝左筈で持ち上げるようにする。旭日松嫌って引き落としを見せ、正面で頭を下げて飛び込もうとしたが、輝左を締めて筈でまた持ち上げ、赤房に押して左筈右喉輪、さらに右でおっつけ、左に廻って引き落とした。旭日松右の手着きなし。
		○御嶽海(突き出し)里山● 　御嶽海右で肩を突きながら左で宛がう恰好で立つと、里山構わず頭を下げて潜ろうとしたが、御嶽海突っ張る。里山左前褌を欲しがりながら左に廻るが、御嶽海なお突っ張って正面に突き出した。
		○豊響(押し出し)常幸龍● 　常幸龍右で一つ突いて左で前褌を探ったが取れず、豊響突っ張ろうとすると常幸龍右で宛がって左で前褌を再度探るも取れず、両手で喉を押そうとしたが、豊響挟みつけて押し返し、喉を攻めて西に進み、常幸龍が左前褌を探ると豊響右を差す動きをしながら左筈で押し上げ、右に逃れんとする常幸龍を白房に押し出した。