平成二十七年九月場所二日目観戦記・幕内取組・二

平成二十七年九月場所二日目観戦記
幕内取組・二(平成27年 9月14日)

		●時天空(突き出し)千代鳳○ 　千代鳳額で当たろうとすると時天空左に立って右で蹴ったが、指先が脛をかすめただけ。千代鳳これを残し、時天空が左前に走って向き直ると千代鳳両手で左肩を突いて赤房に突き出した。時天空右の手着きなし。
		●千代大龍(押し出し)大栄翔○ 　千代大龍胸を出したが左から弾くような力強さが全くなかった。大栄翔両手で突きながら額で当たって一つ突き放し、廻転良く突き立て、千代大龍が右に廻って逃れると大栄翔左肩にぶちかますや左喉輪右外筈で一散に西に押し出した。
		●勢(押し出し)誉富士○ 　勢右肩で当たると誉富士かましながら左肩で当たり、突っ張ろうとする。勢はね上げ、右で宛がって去なすと誉富士なおも突っ張る。勢はね上げるが誉富士右から去なし、右喉輪主体で突っ張る。勢左で宛がったのは良かったが右から撥くように振ろうとしたのがまずく、誉富士左筈で向正面赤房寄りに攻め入り、勢が左を割り込んで堪えながら左を突きつけると、誉富士どうにか堪えて右に押し出した。