令和二年一月場所初日観戦記
十枚目取組・二(令和 2年 1月12日)
| 令和二年一月場所初日観戦記 十枚目取組・二(令和 2年 1月12日) |
 | ●蒼国来(寄り切り)貴源治○ 蒼国来の左差しを阻むべく貴源治右を固めながら額で当たらんとし左喉輪で起こして右喉輪突き、右おっつけ左喉輪から左で張り気味に突いて右喉輪で正面に押し込む。蒼国来左おっつけで堪えて外し左を差し右で前褌を探り、これが取れず左に廻りながら右で絞ろうとすると、貴源治肩越しに右上手を掴み、体を開いて上手投げで振り、左前褌を探って取り、腹を出しながら東に攻め入り、左に逃れんとする蒼国来を赤房に寄り切った。 |
 | ○旭秀鵬(叩き込み)天空海● 天空海額で当たりながら両手で突かんとするのを旭秀鵬右かち上げで受けて左ではね上げ、天空海が左右左右と突くのを旭秀鵬左喉輪で押さえ、天空海が左で突くところ旭秀鵬右に開いて首根を突き落とし、左で頭を叩いて赤房に吹っ飛ばした。 |
 | ●旭大星(叩き込み)琴勝峰○ 旭大星先にやや左に立って右で胸を突きながら額で当たり左おっつけ、右喉輪のあと額をつけて左おっつけ右を筈にせんとしたが、琴勝峰は右を覗かせ左で引っ張り込もうとしたあと左でおっつけんとする。旭大星正面を左に廻って左で突き落としながら右で叩くが琴勝峰残し、また右を差そうとする。旭大星突っ張ったあと体勢を下げて右ではね上げ、白房に出んとすると、琴勝峰右に変わって引き落とし、右を差そうとする。旭大星嫌って喉を突き左に引き落とし、体勢を下げて額で当たると琴勝峰右で肩を押しながら左喉輪で押し放し、右で張って赤房に出んとする、旭大星右に引き落としたあと頭を下げて赤房に突っ込もうとしたが、琴勝峰右に受け流して足許に叩き込んだ。 |
