令和六年十一月場所二日目観戦記
そ の 三(令和 6年11月11日)
幕下最初の相撲は西から弓取担当・琴翼、左から入って右も覗かせたが、返そうとしたはずの左肘が上がらず、立王尚の右小手投げで大きく転がされた。 立ち合いは巧みだったのだが。
弓取の大先輩、将豊竜は突っ張らせてもらえず右四つに誘い込まれたが、琴大進の左を右腕で牽制したあと左小手投げで曳き廻し、 腹を突きつけて寄り倒す。得意四つに組んだはずの琴大進に充分にさせなかった将豊竜の巧い相撲。
北はり磨38歳と千代雷山37歳、北はり磨両筈で押そうとして押せなかったが千代雷山が右上手から振り廻すのにつけ入って左下手右で前褌、 左外掛けに崩すや鋭い寄りで快勝。老いの翳が全く見られない北はり磨の取り口。
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