平成二十七年九月場所初日観戦記
十枚目取組・二(平成27年 9月13日)
| 平成二十七年九月場所初日観戦記 十枚目取組・二(平成27年 9月13日) |
 | ●千代皇(寄り切り)明瀬山○ 両者額で当たって千代皇やや低く右で胸を押し上げながら左でおっつけたが、明瀬山は左を固めながら右でかち上げ気味に当たり、三つ突いて掬うように両差し、東に攻め入り寄り出した。 |
 | ○天風(押し出し)徳真鵬● 徳真鵬右を固めながら左で下手前褌を探るような恰好、天風は左を差そうとし、一度右上手を探って取れなかったが、左でおっつけると徳真鵬は体が左に傾き、天風右喉輪で押して額で当たり、左外筈右筈で黒房に押し出した。 |
 | ●阿武咲(突き落とし)大翔丸○ 両者額で当たって阿武咲右で肩を突きながら左を筈にしようとしたが、大翔丸右で胸を突いて左外筈で押し上げ、阿武咲が突っ張って出んとすると大翔丸左に廻りながら去なし、間髪入れず左突き落としで大きく崩し、送り倒し気味に西土俵黒房寄りに這わせた。 |
 | ●玉飛鳥(寄り倒し)若乃島○ 若乃島頭を下げて当たり左差しで出んとすると、玉飛鳥左筈右おっつけから左差しの形になったが、若乃島右を巻き替える。玉飛鳥挟みつけて左でおっつけながら右上手を取ったが、若乃島揺さぶりながらすぐに切り、左下手を取って出んとし、玉飛鳥が正面で右小手投げを打つと、若乃島堪えて黒房に寄り、玉飛鳥が再度右小手投げ気味に左に打っ棄ろうとするところ、若乃島右を抜いて寄り倒した。若乃島右の手着きなし。 |
