平成三十年九月場所初日観戦記・十枚目取組・二

平成三十年九月場所初日観戦記
十枚目取組・二(平成30年 9月 9日)

	●翔猿(突き出し)水戸龍○ 　水戸龍左で喉を押しながら右でかち上げ、翔猿が左右と手を出すと水戸龍両腕を振り下ろして右差し左上手に捕まえる動きから左に廻って撥き、翔猿が黒房で向き直ると水戸龍両腕を廻して右を差し、白房に攻め入り、突っ張って突き出した。
	○志摩ノ海(寄り切り)青狼● 　青狼右で肩を突きながら額で当たり、右で喉を押し上げながら左で宛がい、額で再度当たって左上手右下手前褌と取ろうとし右を取ったが、志摩ノ海左でおっつけ、左に廻って上手を取り、素早く左に廻って出し、右で喉を押して白房に押し出した。
	●剣翔(送り出し)照強○ 　剣翔左で張って右を差そうとしたが照強額で当たって左前褌、右で胸を押し上げながら左に廻って出し投げ気味、次いで右で前褌を探り、また左から出し、小股ではなく右脹脛を掬い取り、嫌がる剣翔を赤房に送り出した。
	●千代ノ皇(押し出し)若隆景○ 　若隆景立たずやり直し。二度目は若隆景早すぎてやり直し。三度目は若隆景立たずやり直し。千代ノ皇右でかち上げるが効かず、若隆景額で当たって低く構え左右で宛がう恰好。千代ノ皇まともに叩くと若隆景右で廻しを押しながら赤房に突撃して向正面寄りに押し出した。