平成三十年九月場所八日目観戦記
幕内取組・一(平成30年 9月16日)
| 平成三十年九月場所八日目観戦記 幕内取組・一(平成30年 9月16日) |
 | ●琴勇輝(徳利投げ)安美錦○ 琴勇輝拳をおろさず安美錦待った。安美錦先に立って琴勇輝の両手突きを予期し両腕で払い落とそうとしながら右に変わると琴勇輝は右で張って左で突こうとし、安美錦が右で大きく張ると琴勇輝突っ張ろうとするが、安美錦右で首を押さえながら右に廻るや左も使って首を挟み、東に廻って引っ張り、赤房に転がした。安美錦が髷を引いたとして藤島審判長が物言いをつけ、左で鬢を引いていると思うが、引いていないとの判定で軍配通りとなった。 |
 | ●隆の勝(押し出し)貴ノ岩○ 貴ノ岩右差しにいくと隆の勝右で顎を突きながら額で当たって左おっつけ、右で顎を上げ、額で当たって黒房に突っ張って攻めたが、貴ノ岩右足を引いて俵に掛けるや左下手横褌、隆の勝が右を巻き替えると貴ノ岩得意の右四つから引きつけて赤房に攻め返さんとし、隆の勝が土俵中央で右から掬いながら左を巻き替えんとすると貴ノ岩右喉輪で突き上げながら青房に攻め込み、右腕で胸を押して東寄りに押し出した。 |
 | ●隠岐の海(叩き込み)石浦○ 隠岐の海右から引っ張り込もうとすると石浦額で当たって左筈、右でおっつけて赤房に進み、左を抜いて首を引き、引き足が鈍かったが右に下がって左で首を押さえ土俵中央やや正面寄りに叩き込んだ。 |
 | ●佐田の海(押し出し)嘉風○ 嘉風早すぎてやり直し。二度目は呼吸合わず佐田の海立ってやり直し。佐田の海左右で前褌を狙う立ち合い、嘉風やや左肩を出しながら額で当たって左を差しにいき、佐田の海が右を巻き替えるところ嘉風左右でおっつけながら赤房に一気に攻め入り右喉輪、左で胸を突いて押し飛ばし圧勝。 |
