平成三十年九月場所千秋楽観戦記
幕内取組・三(平成30年 9月23日)
| 平成三十年九月場所千秋楽観戦記 幕内取組・三(平成30年 9月23日) |
 | ○松鳳山(突き出し)隆の勝● 松鳳山右で張って両差しを狙い、入れず突っ張りに替えて白房に攻めんとし、隆の勝が堪えて右から去なし額で当たると松鳳山黒房で右からはね上げ、右に廻って左腕で起こし、隆の勝がたまらず引くと松鳳山赤房に突撃して両手突き、隆の勝の右からの撥きを堪えるうちに隆の勝東に飛び出した。 |
 | ●石浦(押し倒し)阿武咲○ 阿武咲早くやり直し。石浦両足跳びで立って上体を下げると阿武咲両腕を下から出し、右差し手を返して起こし、石浦が右に逃れて左で首を押さえると阿武咲左喉輪突きから右で喉を押し、押し倒した。 |
 | ●輝(押し出し)大栄翔○ 大栄翔両手で突きながら額で当たると輝突っ張ったが、大栄翔突き返して向正面に攻め入り、輝が左で抱えるようにして去なすと大栄翔額で当たって左筈右で腹を押し、白房に押し出した。 |
 | ○豊山(叩き込み)千代の国● 千代の国遅くやり直し。豊山右を固めて右肩から当たると千代の国額で当たって右で喉を突きながら左腕ではね上げ、豊山が突っ張ると千代の国体勢を下げて再度当たる。豊山右で首を突き落とすと千代の国残し、両手で顔を突き上げてから左に引いて叩き、かまして左で突きながら右でおっつけ、豊山が左に廻ると千代の国ややのめったが突っ張って正面に攻めようとする。豊山受け太刀ながらも突き返し、千代の国がはね上げて右から左と筈に入るところ、豊山体を開いて左素首落とし、青房下で体を廻すうち、千代の国が左肘から正面に落ちた。 |
