令和二年一月場所八日目観戦記
十枚目取組・一(令和 2年 1月19日)
| 令和二年一月場所八日目観戦記 十枚目取組・一(令和 2年 1月19日) |
 | ●豊昇龍(掬い投げ)若元春○ 豊昇龍の呼吸で立って豊昇龍右で肩を突こうとしながら額で当たろうとしたが、若元春額で当たって左から去なし、豊昇龍が両筈で押そうとすると若元春額をつけて挟みつけ、豊昇龍が右を抜いて上手横褌を求めると若元春左を返して許さず下手を引き、豊昇龍が担ぐように右小手投げを打とうとすると若元春右でおっつけながら東に寄り進み、豊昇龍が腰を落として堪えるところ若元春左掬い投げ、大きく裏返した。 |
 | ●蒼国来(寄り切り)魁○ 蒼国来先に立って左肩を出し、額で当たって両差しを狙う魁に対し左を差し勝ち右で上手を引く。魁は左下手を引き、下手投げ気味に揺すって二度右巻き替えを試み二度目で両差し、蒼国来が左上手を取って右を離し巻き替えると魁腰を落として赤房に寄り進み、蒼国来が堪えながら右で掬おうとすると魁左を離して預け寄り切った。 |
 | ●旭秀鵬(寄り切り)照ノ富士○ 両者右差し左前褌狙いで狙い通り取り、次いで旭秀鵬は右で下手、照ノ富士右を脇腹に宛がって上手を切らんとして切れず、右下手を引いて一呼吸、引きつけて吊り身、吊り寄りで右に進み赤房に寄り出した。 |
 | ●美ノ海(叩き込み)天空海○ 美ノ海額で当たり右でおっつけんとしながら左で前褌を取ろうとしたが、天空海額で当たって左喉輪で押し放す。美ノ海右ではね上げて再度左前褌狙い、天空海右喉輪で攻める。美ノ海左から去なし、天空海の右喉輪を引っ掛けて外そうとしたが、天空海突っ張って美ノ海の足を崩し、左素首落としにいって右で美ノ海の右腕つけ根を引き、白房に這わせた。 |
