令和四年九月場所十三日目観戦記
幕内取組・一(令和 4年 9月23日)



●剣翔(突き落とし)千代大龍○

 剣翔右を固めて右肩で当たりながら左前褌を狙うが、千代大龍左を固め左胸で当たり返して右で喉を押し、剣翔が頭を下げると千代大龍左を固めて体当たりし右で顎を押し上げ、さらに左でかち上げて右で肩を押し、右に廻って突き落とした。
●琴勝峰(押し出し)豊山○

 琴勝峰額で当たって右で胸を押し上げんとすると豊山右からかち上げ、琴勝峰が右で喉を突くと豊山左で宛がって左に廻る。琴勝峰さらに左で肩を突き右で喉を押すが、豊山が左で宛がうと琴勝峰は右肘を上げられて足が止まり、右喉輪左筈で起こされ西に押し出された。
○平戸海(突き落とし)琴恵光●

 平戸海右を固めて額で当たろうとし左前褌を狙うと琴恵光右で張って両差し狙いから右四つ、平戸海左横褌を取って西に出んとするが琴恵光左おっつけで堪えて左に廻り、土俵中央に戻す。平戸海左上手投げを見せたあと一呼吸。琴恵光一煽りして平戸海の上手を切り、左上手を求めながら向正面に出んとする。平戸海西に下がりながら左でおっつけ、右掬い投げで離れ、琴恵光の右喉輪を左外筈で外しながら左に振る。琴恵光左から去なし、右から張って左上手を取り右四つ、黒房に寄って出る。平戸海下がりながら左でおっつけ突き落としで右に振り上げる。琴恵光左で外枠に腿を取ろうとしたが、体が土俵外に飛んで先に左肘から落ちた。
●妙義龍(叩き込み)千代翔馬○

 僅かに呼吸合わず妙義龍立ってやり直し。千代翔馬先に立つと妙義龍その場で右を上から差そうとしたが、千代翔馬右で喉を突いて左で妙義龍の右差しを阻み、左に飛んで引き、右で妙義龍の右腕つけ根を引いて黒房に透かし落とした。

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