令和四年九月場所千秋楽観戦記
そ の 四(令和 4年 9月25日)
なぜか高砂部屋勢が続くが、西の朝玉勢はこの日は粘った。いきなり叩かれたあと叩き返して攻め込むが、これを残されたと見るや叩きの連発、 背を見せた琴羽黒が逃げると朝玉勢もつんのめったがよく走って白房に豪快に押し倒した。相撲は無茶苦茶だったがよく動いた。
十枚目の土俵入り、東は優勝を決めている栃武蔵を先頭に滞りなく終了したが、白房下に呼出がいない。 花道を突っ走ってきたのは禄郎だった。 4人目、まだ髷が結えない金峰山が威風堂々と土俵に上がる。 その前の欧勝馬は、待乳山さん(武州山)の前を通るときに手を出す礼をしなかった。こちらを向いて立つのは魁勝、肩のコブが光る。
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