令和四年九月場所千秋楽観戦記
そ の 六(令和 4年 9月25日)
いよいよお関取が土俵に登場するのだが、ここにいる力士 4人のうち大銀杏を結っているのは、幕下の塚原だけ。 丁髷の栃武蔵と、ザンバラの金峰山は、金峰山が先に浅く左上手を取ると栃武蔵は取った上手が深く、金峰山にいいように力を振るわれて敗れる。 優勝が決まってから 2連敗、栃武蔵は締まらない千秋楽。
その塚原は西の幕下 4枚目で 3勝 3敗の五分、勝ち越しても関取に上がれる星ではない。背中の真ん中が毛深い豪ノ山は、 下に 2枚の番附で既に 8敗。負けると残留できるかどうか微妙な星になる。豪ノ山まず左からおっつけて去なしたあとはね上げて出ようとしたが、 そこを叩かれて右足が出ず、その右足で跳んでフライングボディアタックといきたかったが、単にのめっただけで先に落ちた。 東の放駒さん(玉乃島)が右手を挙げたが救いの手とはならず、協議は早々に終わって軍配通り豪ノ山黒星。
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十枚目取組・一
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