令和六年七月場所初日観戦記・十枚目取組・四

令和六年七月場所初日観戦記
十枚目取組・四(令和 6年 7月14日)

	●大翔鵬(押し出し)朝紅龍○ 　大翔鵬左右を固めて体当たり、朝紅龍右で突きながら額で当たって左前褌を探るも取れなかったが、額をつけて左でおっつける。大翔鵬根気なく左で首を叩いていっぺんに東に押し出された。
	●北の若(突き落とし)水戸龍○ 　水戸龍その場で左で張り右を差そうとすると北の若右で胸を押さえて左で外筈に宛がおうとしたが甘く、水戸龍右を返して左で押し放す。北の若堪えて両手で突こうとすると水戸龍右肩を出して再度右差しを狙うところ、北の若右喉輪左外筈で水戸龍を浮かせ、再度の右喉輪で仰け反らせ、額で当たって両筈の恰好になろうとしたが足が揃い、水戸龍右に廻って左で首を叩き右で軽く突き落とすと、北の若白房に右肩から倒れた。
	●大奄美(寄り切り)阿武剋○ 　阿武剋右腕をぶつけながら額で当たって左前褌狙い、大奄美が右を入れんとすると阿武剋右を返して左に廻り左で横褌を引き、大奄美が右下手を取ると阿武剋左から出そうとして呼び込んだが青房に止まり、右に廻って大奄美の右を切り、頭をつけんとする。大奄美起こして再度下手を取ると阿武剋少し東に出て頭をつけ、大奄美の右を切り、右前褌を取って青房に寄り出した。