令和六年七月場所初日観戦記
幕内取組・三(令和 6年 7月14日)
| 令和六年七月場所初日観戦記 幕内取組・三(令和 6年 7月14日) |
 | ○欧勝馬(押し倒し)金峰山● 金峰山両手で突こうとしたが欧勝馬額で当たりながら右で張ると金峰山は顎が上がり、左横褌から出されて体が左に傾ぎ、右を入れて下手前褌を引くも引きつけられない。欧勝馬左に動いて金峰山の右につき、金峰山何とか俵を背負いながら左でおっつけんとしたが、欧勝馬が左を離すと堪えどころがなくなり向正面白房寄りに崩れ落ちた。 |
 | ●竜電(掬い投げ)佐田の海○ 竜電額で当たって右を固めながら左でおっつけんとすると、佐田の海も額で当たって右で突きながら左でおっつけ、左を覗かせて右を入れんとし、竜電が左でおっつけながら右上手を求めると佐田の海取らせず、左に廻りながら右を巻き替えにいき、竜電のおっつけを破って覗かせ、すぐさま右に胴捻りを引いて向正面に叩きつけた。 |
 | ●琴勝峰(寄り倒し)王鵬○ 額同士で当たり合って王鵬突っ張りから左を割り込んで右上手に手を掛け、琴勝峰が右に下がると王鵬左を返して右おっつけ、琴勝峰の右小手投げを許さず青房に寄り倒した。 |
 | ●隆の勝(寄り切り)湘南乃海○ 呼吸合わず隆の勝立ってやり直し。湘南乃海の呼吸で立ち、湘南乃海左肩を出して左差しを狙うと隆の勝額で当たって左喉輪突き、次いで左差し右おっつけで出んとし一瞬右上手を探ったあと巻き替えにいったが、湘南乃海右で抱えて左で差し手を争い、隆の勝が覗かせた右を殺す恰好で数呼吸、隆の勝が出んとするところ湘南乃海右小手投げで振り、隆の勝が肩越しに右上手を求めるところ、湘南乃海左を返しながら白房に寄り切った。 |
