平成二十九年十一月場所二日目観戦記
そ の 十二(平成29年11月13日)
安美錦、額で当たるなり右から首を引き、右後ろに下がって両手で引き落とす。こういう相撲を交えないと15日間体を持たせるのは難しいだろうと推測はできる。 ただ、幕内でこれがどこまで通じ続けるか、という疑問は拭えない。ともあれ安美錦は再入幕の場所を 2連勝で滑り出した。
碧山は左から捻ろうとして右足を挫き、崩れ落ちてしまった。 7月の絶好調をフイにする 2場所連続の怪我。
遠藤の両差しからの芸、速さはないものの肘の張り具合が見事。何とか右四つにしたい魁聖の右を攻め、逆に右から捻る鮮やかさ。
千代丸は腹を利した右四つ寄りで進境を示してきた。こうして見ると、この腹は実に偉大だ。
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幕内取組・二
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