平成三十年九月場所初日観戦記
そ の 四(平成30年 9月 9日)
東は千代鳳。左足は膝にも足首にも故障を抱えていて体調がなかなか整わないが、頭を下げて相手の胸に。南海力に引かせて快勝。 流石の取り口というべきだ。最高位では兄を上廻っているが、早く兄弟が幕内に揃って欲しい。
里山に貴公俊は21枚目同士。貴公俊は 3月に関取になったが、 8日目に控えに入るのが遅れ、つけ人に責めを負わせて殴ったために翌日から休場させられ、 5月は出場停止で復帰 2場所目。 里山は37歳となりしつこい相撲がなかなか取れなくなってきたが、テクニシャンとしてどう捌くか。
貴公俊左差し狙いから突っ張って左差しで攻めようとしたが、里山に懐に入られ、しかも左右ともに全く殺さなかった。 右上手を取ったが左は絞り出されていた。これでは右も使えない。里山右を取ってサッと出す。貴公俊赤房に飛び出して逆転負け。
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