平成三十年九月場所八日目観戦記
そ の 九(平成30年 9月16日)
十枚目は残り 3番、左四つの明生が東、右四つの大奄美が西。明生の鋭い当たり、大奄美の重い踏み込み、次いで差し手争いから明生嫌って引くと大奄美ついていき、 差し手争いというより突っ張り合いから明生左差し右上手横褌、大奄美が右を差そうとするのを明生許さず寄って出て、大奄美の左下手投げを右上手投げに打ち返し、 二つの肉塊東の溜まりへ。これも好勝負だった。
幕内土俵入り、偶数日なので西から。逸ノ城はスペースが狭いのを見越してか、勝負俵沿いではなく、角俵添いに立って向正面を向いている。 ところが安まで土俵に上がってみると、意外や意外、綺麗な円だ。逸ノ城のスペースもちゃんとあり、一安心。 西は白房下に碧山、馬簾のところにキリル文字は珍しい。「Фурута ＆ Кен」＝「Furuta & Ken」だった。
(以下次頁)
十枚目取組・四
前頁へ
前画面に戻る
次頁へ
