平成三十年九月場所千秋楽観戦記
そ の 十七(平成30年 9月23日)
この場所は三賞が誰にも渡らないという、あまり良くない意味でも歴史に残る場所になってしまった。その分表彰式も短く済んだ…のかどうかを筆者は知らない。 我々一行は、モンゴル国総理大臣賞までを見届け、外に出てパレードを待つという算段。
…かなり早かったようで、ざっと前から 2列目ぐらいだった。白鵬が出てきたのは、実に45分後だったわけで、これは確かに早すぎた。 さて、前回見た22年 9月、音楽隊が奏したのは軍艦マーチだったのだが、今回は「栄光の架橋」。ちょうどサビにさしかかったところ、 紋服に威儀を正した白鵬が姿を見せ、炎鵬を旗手に従えて車上の人となる。白鵬の前回の優勝は29年11月、炎鵬が関取になったのは30年 3月だから、初めての旗手ということになる。
すっかり陽も落ちた秋の両国、だいたい 5分弱のフォトセッションを経て、オープンカーは国技館をあとにした。そして我々も…楽しむだけ楽しんで腹いっぱい、国技館をあとにして向かった先は巴潟、 そう、ちゃんこは当然別腹なのである。
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