令和元年九月場所八日目観戦記
そ の 十一(令和元年 9月15日)
結びは東からカド番大関栃ノ心、このところ苦手の正代戦。栃ノ心右を差し負けてすぐさま両差しを許したが、栃ノ心両上手を取るや左を離して右上手投げ、 左で首を捻じって右にひらりと飛び退る。正代、左は入っているからついていく。それでも栃ノ心、右に開いてさらに上手投げ、 正代追い切れず、栃ノ心の左足に絡みついたが倒された。右膝が利かずグッと踏み込むことができないため、危なっかしいにもほどがある栃ノ心の取り口、 良い方の左足を軸に投げを振るって何とか白星をもぎ取った。決まり手が突き落としのまま変更されていないのは、全く腑に落ちないが。
堂々とした弓取姿になってきた春日龍が最後を締める。
「別に廻すことにする」
と 1年前に書いておきながら、 しかもその場所 3回も見に行っておきながら、本場所での弓取姿の写真をこれまで出していなかった。未だに本場所で正面寄りからの写真を撮れておらず、次回以降の目標として残ったままだ。
相撲内容は悪くなく、いろいろと見どころがあって、筆者はもちろん相方も(たぶん)満足の 1日だった。最後に満足させるのは、もちろん胃袋…
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