令和二年一月場所初日観戦記
そ の 十二(令和 2年 1月12日)
照強の塩を見上げる、魁皇の浅香山審判。まさか見惚れてはいないと思うが…
照強に琴恵光、これは琴恵光の右を照強が防ぐ展開、と書くと地味に見えてしまうが、なかなかの好戦。筆者の後ろには親子三代と思しき家族連れがいて、 もう昼前から興奮していたが、この一番で大興奮。照強が左おっつけで一気に出れば叫び、右下手投げで振って左を差しながら出るとまた叫び、 琴恵光が攻め返そうとするのを照強が右下手投げで振り廻し、さらに琴恵光が出るところ照強右から振って左を締めて五分の鬩ぎ合いとなったところで「いいねぇー」と感歎。 さらに差し手争いから照強の右下手投げ、琴恵光の左上手出し投げで技が出て、照強の右半身で止まると「凄いねぇー」。 早くも水入りの心配をし始める。なおも差し手を争って琴恵光が額をつけたところで止まると「いやー面白いねーこれ」。 遂に照強左を差し勝っての寄り切りで勝利、「いやーいい取組だったよ」とは後ろのご家族だけでなく、館内全員の思い。
前場所10勝したのにあまり番附が上がらなかった輝、右おっつけから右筈、さらには左も筈にして驀進、足も良く出て剣翔を一蹴。 いよいよ輝は幕内下位を卒業するか？
(以下次頁)
幕内取組・二
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