令和二年一月場所八日目観戦記
そ の 十二(令和 2年 1月19日)
あまり取り上げられていないようで残念なのだが、佐田の海の四股は綺麗だ。相撲も鋭くいきたかったが、宝富士が珍しく体当たり気味に突撃してきた。 佐田の海は右上手だけが頼りだったが切られ、圧倒されて敗れた。
栃ノ心に隆の勝は制限時間いっぱい、いよいよ立つというところだが、東の控えが 1人足りない。勝負が黒房でついた頃、 東の花道から現れた御嶽海は、まだ座蒲団に腰をおろしていなかった。竜電−明生が不戦勝負になったのを計算に入れなかった御嶽海チームのミスとみられるが、お粗末であった。
遠藤は何度も右前褌を狙ったが足で取りにいくことを忘れ、炎鵬の手繰りや肩透かしに焦れた形、逆に肩透かしで呼び込んで押し出された。 人気で角界を背負う形になっている両者の対戦だけに、大いに盛り上がってはいた。
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幕内取組・四
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