令和二年九月場所初日観戦記
そ の 十二(令和 2年 9月13日)
制限時間いっぱいを迎えた照強だが…これだと「塩籠どこだったっけ」「あ、こっちか」にしか見えない。
豊山戦は
1月の熱戦
を見ているが、その時と違って豊山は突っ張りで小兵退治にかかった。 だがこの相撲、先手を取ったのは照強で、豊山は無理矢理起こそうとする形、照強しっかり宛がって全く動ぜず、懐に入って左前褌からの寄り身で豊山を破った。 この寄りの恰好、強豪横綱のようだ。
妙義龍は左四つの隠岐の海に差し勝って両差し、この懐に入った形、特に左肘の張り具合が巧みだ。最後の右の突き放しも詰めとして完璧。
この場所は関脇が 3人、そのうち新関脇の大栄翔が最初に東から登場。小結だった前場所は終盤の 6連勝で11勝し、滅多なことでは小結や関脇を 3人以上にしない最近の番附編成を打ち破って関脇の座を掴んだ。
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幕内取組・四
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