令和二年九月場所七日目観戦記
そ の 十一(令和 2年 9月19日)
北勝富士、せっかく左肩に額をつけて霧馬山の左を殺そうとしているのに、右足を引き、しかも足が流れていては、何の効果もない。 どちらかというと霧馬山の動きに誘われる恰好で出ている。しかも腰の上下動が激しい。それがため右を巻き替えられ、 右の引きつけが効かずに最終的には左を入れられる。土俵際でも大きく振られて沈められた。
庄太郎の軍配は攻めた側の北勝富士で、目の前の放駒(玉乃島)審判から物言いがついた。それにしても協議の短いことよ。30秒もかからなかった。 差し違いという結果は当然だが、庄太郎の裁きは責められない。
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