令和二年十一月場所二日目観戦記
そ の 二(令和 2年11月 9日)
手繰られて捕まった鳰の湖が寄り切られたあと、
前日
は引っ込められた塩がこの日は設えられた。 現在のところ珍しいであろう、夢道鵬の塩撒き姿を残しておこう。まだまだ体は逞しさが足りないと思うが、左を差す前に突っ張って攻めるようになった。 右上手は遅れがちのようである。左を引きつけて右から攻めながら左腰をぶつけて寄る相撲は、小結大錦のようだった。
将豊竜には関取経験者の肥後ノ城、あえなく懐に入られ、左小手投げで先に倒したようにも見えたが、自分の支えがなくて軍配を貰えず黒星。
竜虎に大成道は大成道の突っ張りを竜虎宛がう。こんなに肘が上がってしまう宛がいもなかなかない。従って大成道は突っ立ってしまい、 すぐに体勢を低くして出たが一瞬遅く、竜虎の引き足についていけなかった。
塚原は土俵で廻しを締め直してもらう。貴景勝(平成30年11月 8日目)を思い出させる失態である。相撲はまともに叩いて惨敗、北の若もそうだが取り口が大雑把すぎる。
(以下次頁)
前頁へ
前画面に戻る
次頁へ
