令和二年十一月場所千秋楽観戦記
そ の 二(令和 2年11月22日)
西溜まり、花道寄りのところにマット。細かいところだが、これが千秋楽の光景である。
十枚目の土俵入り前、水桶とともに設えられた、消毒液。いつの間にか、電動の噴霧器にモデルチェンジ。
東の十枚目土俵入り、後ろから 2人目の翠富士は、取組ではまるで相手と合わせない所作が見苦しいが、土俵入りはちゃんと合っているのが不思議だ。
代わって西、フジテレビから贈られた化粧廻しをつける富士東は白星ないままの千秋楽である。この人はいつも所作を全く疎かにせずピシッとした力士だが、 心の張りはピシッとしていられるだろうか。後ろから 3人目、石浦。白鵬の三ッ揃いをつけてきたのでびっくりした。遡ってみると 7日目からで、 炎鵬もだった。石浦や炎鵬の後援者は、心中何を思うだろう。
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