令和三年三月場所二日目観戦記
そ の 八(令和 3年 3月15日)
この場所は関取の休場者が少ないので、全員の塩撒き姿を撮ってみた。まずは十枚目ということで、
西方
と
東方
。 塩を撒く直前を撮った方が恰好良いような気もするが、塩が鮮やかに写る写真を撮りたくて、塩を手放したあとという制約を課している。
この場所関取に昇進、貴景勝に似ている武将山が東。左外筈で振って低く構えながら当たり、右を筈に止めて前進、関取初白星を挙げる。 貴景勝にはおっつけや絞りがないが、武将山はどうだろう。ちなみにこの一番、関取の取組でこの場所初めて出た「寄り切り」。押しが増えたとはいえ、 初日は全くナシというのが驚きだ。
道産子一山本は、鮮やかな青の締め込みで関取としての再出発、立ち合いの両手突きがきちんと決まり、左喉輪で押し込んで常幸龍を一蹴。 1番おいて東白龍も両手突き、一山本のように真っ直ぐ前進とはいかなかったが、流れを千代の海に一瞬たりとも渡さず素晴らしい攻撃だった。
東白龍の相撲の 4番あとに登場する宇良、東の花道から姿を現し、旭大星との曲者対決に臨む。
(以下次頁)
西方十枚目塩撒き姿
東方十枚目塩撒き姿
十枚目取組・一
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