令和三年三月場所千秋楽観戦記
そ の 八(令和 3年 3月28日)
結局、各段の決定戦は全くなく、ここで藤島審判長から、日本相撲協会賞の授与。
幕下以下で注目株といえば、序ノ口と序二段だろう。序ノ口優勝の村山は新潟県立海洋高校出身、同部屋の欧深沢の 1年下。 海洋高校は高校相撲の強豪として知られるが、関取経験者は中退者の王輝だけ、いくらなんでも気が早すぎるが、続いていけるか。
序二段の熱海富士は前場所の序ノ口優勝に続いての優勝。静岡で伊勢ヶ濱部屋といえば翠富士という小兵の業師が今や売り出し中だが、 こちら熱海富士は堂々の巨躯を持つ。幕下には高校横綱になった颯富士もいて、翠富士を追っている。
大阪場所代替ということで、この場所は東西会賞も出る。優勝者が二字口に立つより早く読み始め、どこまでもマイペースな東西会会長。笑いに満ちた表彰式だった。
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