令和三年五月場所七日目観戦記
そ の 十四(令和 3年 5月15日)
庄太郎の軍配は阿武咲、本能のまま軍配を見る両力士。土俵上の協議とともにこちらも協議をまたするが、流れは翔猿に分が良く見えたのに、 体勢を見ると翔猿は仰向けで具合が悪い。我々の協議はまとまらず、土俵上の協議はまとまった。下された結論は、同体取り直しである。 庄太郎の注意で塵を切る両者。今度も立ち合いはほぼ同様だったが、すぐに入らせなかった阿武咲、翔猿の腰は上ずり、阿武咲左から入った。 こうなれば阿武咲、超特急の電車道で翔猿を吹っ飛ばした。
若隆景に明生は三役を窺う両者の好取組。明生鋭く踏み込めば、若隆景も当たって明生得意の左差しをおっつけんとする。
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幕内取組・四
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