令和四年九月場所十一日目観戦記
そ の 十三(令和 4年 9月21日)
組んでからの錦富士は積極的かつ技能的だった。下手を切りながら上手を求め、千代翔馬これを嫌ったあと右腰を引いて右から絞るところ、 錦富士待望の右上手を掴んだ。こうなっては千代翔馬、左下手投げしか術がなくなり寄って出られた。大きくはない錦富士だが、グイグイと足から出ていく力強さ。
竜電は左おっつけ右喉輪で起こして右下手左前褌と取る手順通りの相撲。きちっと額をつけて体勢を固め、かといって守勢に廻ることなくしっかり攻めた。 序盤のふらつきが信じられない。
竜電の勝ち相撲の 3番後、錦富士と並んで 2敗の安が西の花道から入場、兄弟子の二所ノ関(稀勢の里)の隣に控える。 この日の中入後取組は、後半に入ってすぐが大一番続き。
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幕内取組・二
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