令和四年九月場所十一日目観戦記
そ の 十七(令和 4年 9月21日)
入りたい。入られたくない。実力的に大きな差はない。横にも動ける。となれば、得られる解は様子見ということになる。だから組まず、 無理に押さず、時間をかけて、という取り口になっていく。それでも宇良は何度か果敢に押した。
翔猿は前傾を崩さず、よく見て宇良を押さえた。宇良の押しを白房から青房に押し返す。そこで宇良が一呼吸と見たとき、翔猿は叩いて右から左と入れた。 宇良正面で堪え、体を開いて左小手投げを見せるが、流石に無理で翔猿右下手投げの勝ち。
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幕内取組・四
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