令和四年九月場所十一日目観戦記
そ の 十八(令和 4年 9月21日)
東筆頭の翔猿早くも勝ち越す。一気に人気が上がった翔猿、応援団扇は売り切れていた。この 3番で筆者は熱くなった。
優勝翌場所で期待された逸ノ城だが、この場所は腰が据わらない。寄られて下がるのに腰が引けている不思議な恰好。 右差しの琴ノ若が煽ると逸ノ城全く重みを見せずに下がるばかり。
豊昇龍額で鋭く当たったが若隆景鋭く踏み込んで低さ勝ち、豊昇龍体勢を下げておっつけ返すが若隆景の腰が据わる。 豊昇龍右を上げられ、あとは叩くだけだった。力でグーイと持ち上げるような物凄い押し、確かに大関候補一番手だ。
佐田の海の四股の踏み方が変わった。長らく
足を高く上げる四股
を踏んでいて、これもしっかりした型だったが、 何と
妙義龍の形
に変わったのである。西は大関御嶽海、結び前の一番。
(以下次頁)
幕内取組・五
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