令和四年九月場所千秋楽観戦記
そ の 十七(令和 4年 9月25日)
勝者玉鷲、 3年半振りの優勝。平成と令和の両方で優勝を遂げたのは、達成順に鶴竜・御嶽海・白鵬・照ノ富士・貴景勝に続き 6人目だ。 平成期の優勝者で今も現役なのは、あとは栃ノ心しかいない。
玉鷲の爆発的な迫力のあと、西の霧馬山は両差しになって下手を握り、吊り身を見せた…が上がらない。 左下手投げで崩して寄り切るのは堅実で良いのだが、霧島の弟子だし腕力もあるから、豪快な吊りでアピールして欲しいとも思ってしまう。
栃ノ心に逸ノ城はがっぷり組み合うかと思われたが、逸ノ城が左を取れず、ここで事実上勝負あった。あとから逸ノ城上手を取ったが効き目なく、 栃ノ心しっかり引きつけての寄りで快勝。
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