令和六年九月場所初日観戦記・十枚目取組・三

令和六年九月場所初日観戦記
十枚目取組・三(令和 6年 9月 8日)

	●水戸龍(寄り切り)紫雷○ 　水戸龍左で張って右を差そうとすると紫雷右差し左上手の形から左を巻き替えんとする。水戸龍左上手が肩越し、左に廻って右を再度入れるが、紫雷左で前褌を取り、水戸龍が起こそうとすると紫雷左を巻き替え、吊り身に出て西土俵白房寄りに寄り切った。
	●英乃海(押し出し)剣翔○ 　剣翔右差し左で前褌を狙うと、同じく右差し左前褌狙いだった英乃海左から一つ去なして左で顔を突きながら右を差さんとするが、剣翔右で肩を押しながら左でおっつけ、向正面で右を差す。英乃海嫌って左に廻ると剣翔追って左上手を求め、英乃海が白房からさらに左に廻って左から突き落とすと、剣翔残して今度は左差し、英乃海嫌がってまた左に廻ると剣翔両手で喉を押さえ、左で首を引くなり左差し、赤房に追い込んで押し出した。
	●大奄美(寄り切り)伯桜鵬○ 　大奄美遅すぎやり直し。大奄美右で肩を突いて額で当たり左前褌を狙うと伯桜鵬額で当たって左を差し勝ち右上手、右から出して左で前褌、引きつけて東に攻め入り寄り切った。