道　の　駅 石狩「あいろーど厚田」 (北海道石狩市)

〜訪問：令和４年７月24日〜

「石狩市厚田資料室」跡地に、道の駅が予定通り平成30年４月27日に開業した。３階建ての大きな道の駅で、 西に開けた日本海に沈みゆく夕陽が自慢。 　旧厚田村は北前船と鰊漁で栄え、明治から大正初期にかけての鰊漁の網元であり海運業も営んだ佐藤松太郎は全国有数の高額納税者になっていた。 戦後、鰊はぱったり獲れなくなって大々的な鰊漁は終焉したが、21世紀になってから鰊の漁獲量は増えてきている。この道の駅では１階で鰊蕎麦、 ２階では鰊のバッテラが売られている。 　２階にはジェラート屋とピザ屋もあるが、東側に「歴史・自然資料室」が設けられている。「石狩市厚田資料室」の後継施設ということになろう。 これも２つに大きく分かれ、北前船や鰊漁については「自然・歴史コーナー」に詳しい。一方、時代小説作家として名高い子母沢寛(異父弟が画家の三岸好太郎)ら厚田出身の著名人を紹介するのは「文学・芸術コーナー」。 　この厚田が生んだ横綱が吉葉山。横綱になったのは千代の山が先だが、道産子最年長横綱はこの吉葉山で、令和２年が生誕100年に当たった。 ということで展示スペースだが、実はかなり小さい。石狩市厚田資料室時代とくらべ、大幅減という印象である。 なにしろ特別展もあった生誕100年から惜しくも２年ずれているから仕方がない。次のイベントに期待しよう。

(参考資料)
・	「道の駅　石狩「あいろーど厚田」」
・	「石狩「あいろーど厚田」」(「北の道の駅　北海道の道の駅総合サイト」)
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