平成二十七年七月場所八日目観戦記
そ　の　三(平成27年 7月19日)
　取組開始前には相撲甚句と錬成歌とが流されていて、 8時25分から中日取組が始まる。

　 3番目、東から登場はカナダ出身の誉錦。突っかけて、時計係の式秀審判に頭を深々と下げていた。どういう指導なのか、強い違和感がある。 対戦相手にも簡単に謝るし、それはそれで充分であるが、審判に対してこれはやりすぎだろう。重点のおき方が違っていると思う。 相撲は誉錦が押しで福東を白房に押し出して完勝、最後に脇を締めて腰を割るのは稽古場そのものだった。

　西花道奥に当たる 1階通路では、取組を前にした力士たちが体をほぐし、来る一戦に備える。

　右、朝 8時15分頃の館内全景である。客はさすがにまばらで、当日券を求めて行列した人々も入手するなり場所入りする人は流石に多くない。 こんな館内なので冷房が非常によく効いていて、午前中には遠藤のバスタオルを肩に掛けて観戦する女性客もあった。これが時間の経過とともに、どうなるか。
(以下次頁)
前頁へ　前画面に戻る　次頁へ