平成二十七年七月場所八日目観戦記
そ の 十四(平成27年 7月19日)
幕内99場所目の大人物に挑戦するは、幕内 1場所目の英乃海。26歳と必ずしも若くはない英乃海だが晴れの入幕場所、旭天鵬をも呑んで五分に持ち込みたいところだったが、 ガバッと取っ捕まえて右四つ左上手の旭天鵬、ブンとばかり左上手投げ、英乃海の野望(？)を打ち砕いた。
1週間後の花道、若の里は花束を貰い、旭天鵬は大泣き、相撲人生に一区切りといったところか。両者の勝ちたる英姿を見られて、感慨一入である。
琴勇輝、今や客席から先んじて「ホゥ！」と声が飛んでくるようになってしまった。時間いっぱいになると一拍手を打ち、蹲踞から立ち上がって「ホゥ！」と一声、 廻しを叩いて腰を割り、そうしないと立てない様子。何のために仕切りを重ねているのかなと思う。対する北太樹は不調、一歩先ゆく反応ができずにこの体勢。 勇んで出る琴勇輝、右足が左前に行って体勢が反ってしまい相手に逃げられることが何度かあったが、この日は攻め切った。
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幕内取組・二
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