平成二十七年九月場所初日観戦記
そ の 六(平成27年 9月13日)
幕内土俵入り、そして横綱土俵入りについては、 2日目の観戦記の方にまわすことにしよう。
白鵬が賜盃と優勝旗とを手放す返還式。部屋の移転も絡んで普段と違う場所前を過ごしたと伝わる白鵬、 教習所での稽古総見では「土俵が荒れている」と、取ってつけたような、およそ真とは思えないことを理由にして土俵に入らなかったという。 「土俵が荒れて」…あろうことか、これは予言となってしまったのである。
力士たるもの、 1度は揚げたい優勝額、初めて勝ち得た照ノ富士が除幕式に臨む。照ノ富士はまだまだ増やしたいだろうし、観客の殆どがそうなるだろうと信じている中での除幕だ。
そして40代伊之助による顔触れ言上。真横から見ると、マイクからずいぶん離れているのだなぁとびっくりした。確かに顔触れを四方に見せるためには、マイクが近いと邪魔にしかならない。 伊之助の声だが、キンキン声というと大袈裟なのだが、高い声でよく響きそうに思う。ところが案外マイクが拾っておらず、想像していたほどには声が通らなかった。
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