平成二十七年十一月場所二日目観戦記
そ の 十二(平成27年11月 9日)
ご当所力士の対戦、「真っ黒(松鳳山)と岩石(佐田の富士)」だそうだが、あまりにも重量感のない岩石、あっさり粉砕されてしまった。
喧嘩四つの対戦のはずが、宝富士が左四つにこだわらず、一方的に勝ってしまった。旭秀鵬が右を差し勝って一瞬安心したかもしれないが、 それでも瞬く間に持っていかれてしまうとなると、旭秀鵬としては辛い。
琴勇輝も地力の違いを見せつけられ、一度は離れて逆襲しようとしたが、肘が利かず見せ場ゼロ。後半戦に入って阿夢露も全くの地力負け。 揺るがない勢と揺さぶられる阿夢露、阿夢露向正面に消し飛び恵之助を浴びせ倒す。
期待できそうな一戦、安美錦に遠藤。遠藤といえば永谷園の懸賞、遠藤のだっこちゃん人形のプレゼントキャンペーン中なのだが、 そのアナウンスはそれぞれ異なっていたもののやはりしつこく、失笑という名の爆笑がそこここから沸き上がる。懸賞の紹介は、そろそろ企業名と(複数本の場合に限り)本数だけにしてもらえないだろうか。
3横綱 4大関総登場の九州場所、早くも大関照ノ富士が入場、控えにどっかと腰をおろせば、土俵は制限時間いよいよいっぱいに至り、館内俄然盛り上がる。
幕内取組・三
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