平成二十九年一月場所初日観戦記
そ の 十六(平成29年 1月 8日)
東正大関稀勢の里、前場所の楽日から宝富士 2連戦となった。左相四つの力比べというのが相場、普通にいけば稀勢の里にとってはやりやすいはずの割である。 宝富士としては左を差すのはたやすいが、右の攻めを稀勢の里に破られる。この日も結局そうなった。稀勢の里の差し身は良くなく、特に左肩まで差すということがあまりないのだが、 それでも宝富士の右攻めは負けてしまう。最後には腰の重さで知られる宝富士も浮き上がる。
横綱最下位に下がって 2場所目、白鵬には正代。新関脇で迎えた正代だが颯爽としたところがなく、ただ立って白鵬の当たりを受けただけとなり、 押されて引かれて相撲にならず。大した相撲ではないが白鵬はいつもの振舞。己に深酔いしているように見える。
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幕内取組・七
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