平成二十九年十一月場所二日目観戦記
そ　の　一(平成29年11月13日)
　いつもなら開場目がけて会場に行く筆者だが、前夜はウマいもつ鍋をつい食べすぎてしまった。 結局は前日とほぼ同じく10時近くの場所入り。前日と同じく快晴の空、さすがに月曜の朝なので客足が引きも切らぬというわけではないが、 来場客はもち吉提供の「力水」をもらって館内へと消えていく。

　初日の観戦記に「すばらしい好天に力士幟が映え」と書いたくせに、引いて撮った写真しか使わなかったので、 もう少し紹介しておきたい。こちら、逆光になってしまったが、再入幕の安美錦のは協会に贈られた幟に遮られもせず、己が存在をしっかり主張している。 会場近くには横綱大関陣の幟が立てられる。このところ15日間を渡り切れない人が何人も出る不元気さだが、どうしてどうして幟は元気だ。

　一昨年と違って券もはけたようだし、今一つだった博多の相撲景気も盛り上がってきたかと思いながら、筆者も意気揚々と会場に入る。 よもや、この日が歴史的な一日になろうとは、ゆめ思わずに…
(以下次頁)
前画面に戻る　次頁へ