令和元年十一月場所初日観戦記
そ の 二(令和元年11月10日)
今回の席は真東だった。
4年前
のほぼ真向かいといったところ。
立派な上体と細い脚、三段目の土俵から天一と舛乃山に焦点を当てる(これまで何度も焦点を当てているが…)。当たって押したい天一だったが、 両足ともに白房にズルズル下がり、翔傑の左四つにあえなく屈した。他方、舛乃山は立つなり叩かれて左右と足を懸命に送る。 右大腿に筋肉を浮かべ、右足を軸に体を廻してよく応じ、突き放して青房に剛竜を押し飛ばす。左に比べて右の尻が小さいあたり、長い右膝の悩みを窺わせる。
慶天海があからさまに向正面側にずれて斜に構えて仕切っているのに、朝興貴簡単に懐に入られて振り倒されてしまった。 見破らなければいけないと思うのだが、両手突きの選択と併せて理解に苦しむ。
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