令和元年十一月場所初日観戦記
そ の 九(令和元年11月10日)
賜盃と優勝旗を返還する御嶽海。秋に優勝は一応したものの、内容はかなり物足りなかった。星と内容とが両立しないのが御嶽海の課題である。
新入幕を果たした若隆景がお目当ての一つのはずだが、大翔丸も意外に僧帽筋の厚みがあるとてなぜか盛り上がる我が桟敷。 ところがその僧帽筋も若隆景の前に沈黙、右差し左筈で若隆景が快勝。
照強の四股、硬い人による強引な蹴り上げというか、頭を振って足を引き上げているというか、いやいやびっくりこれは四股なのか。 体の硬さにかけては栃煌山に次ぐ 2位グループに入るのではと思われるのが、この照強と錦木(あとは隆の勝あたりか)。 錦木は、噛み合えば強いが噛み合うまでが長い。この日は全く噛み合わない錦木。
千代丸の右差しを嫌って離れ、うまく左右ともに肘に宛がった輝なのに、例によって覚束ない足取りで逃げられる。 この場所10勝するとは、初日の相撲からは思いもよらない。
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幕内取組・一
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