令和二年一月場所初日観戦記
そ の 十五(令和 2年 1月12日)
左下手が欲しいイメージの炎鵬だが、左は差すようで差さない。宝富士は左を差したいが入らず、頭をつけられた。 止まってはいるが、まずは炎鵬の流れといえる。宝富士強引に左を割り込みながら出ようとするが、そもそも宝富士は出足相撲ではない。 炎鵬の引き足の方がやや早く、炎鵬ここで入り込む。
一時期ほどの重量感が見られない宝富士、左が使えず、炎鵬に左下手を深くされ、引っ張って透かそうとしたが、 寧ろ炎鵬が前後に揺さぶるので腰が決まらない。殆ど効いていない右上手しか使えないので、呼び込むばかり。
炎鵬右も取って左腰を入れながらの寄り、その恰好がまた決まっている。一方の宝富士は炎鵬の左を嫌がって右腰を引いてしまう。 ために炎鵬に担がれて、東に見事に投げ捨てられた。
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幕内取組・四
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