令和二年十一月場所初日観戦記
そ の 六(令和 2年11月 8日)
幕下上位五番の最初の相撲、西の北の若…分かりにくいな、西から上がった北の若は、左で踏み込んだつもりだが、膝が完全に伸び切り、腰が全く据わらない。 こうなると大雑把な取り口という欠点が如実に出てしまう。中園右から左と両差し、東に寄り倒して完勝、土俵下に落ちた北の若を飛び越え、中園は控えの魁勝の後ろに飛んでいった。
若い頃は終盤の方が強かった北はり磨、前場所は終盤振るわず幕下に下がった。左右のおっつけからの鋭い押し、なかなかの迫力があった。
土俵には納谷が上がり、東の花道からは久々のピンクの締め込み、宇良が登場。納谷は今度こそ関取を目指す。筆頭は筆頭でも西の筆頭、 4勝でも運が悪ければまた据え置きになりかねない。 大翔鵬の右をきちんとおっつけ、右喉輪で起こし、ドッと押し込んで圧倒した。
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