令和二年十一月場所初日観戦記
そ の 二十(令和 2年11月 8日)
若隆景はなおも追って白房に殺到する。ここで正代は左を巻き替え、左腕で若隆景の右腕を外側に払いのけながら右から突き落としにかかる。 正代の突き落としが決まったようには見えたが、正代の足が若隆景の向こう。物言い協議の末に軍配通りで正代の勝ち、安堵の念が顔にそのまま出てしまうのが、正代という人なのである。
朝乃山は得意の右四つ、霧馬山を一蹴。前場所とは足の動きが全く違った。
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