令和二年十一月場所千秋楽観戦記
そ の 七(令和 2年11月22日)
東の先頭の志摩ノ海、西の先頭の天空海、いずれも似顔絵の化粧廻し。志摩ノ海のは両膝のサポータまで描かれている。天空海は、レンチを握って車を高く差し上げる怪力自動車整備士の画。
西の土俵入りはきちんと揃って美しいが、東は貴景勝と御嶽海が先行するも誰もついてこないの図。
ここで中入である。この写真だと見にくいが、 1席空ける 2階椅子席、赤いテープで示されていた使用禁止席は、 8日目から赤鷲を描いた黄色い紙に変えられた。 目立つようになったのだが、遠くから見ると目がチカチカするのが難。
思えばこの年は、徳勝龍の幕尻優勝で幕を開けたが、それはおよそ世代交代とは程遠いものだった。だいたい、翌場所に徳勝龍が横綱鶴竜を喰ったといって、 この 2人は 1歳違いでしかないのだから。 7月に幕尻で優勝した照ノ富士にしても、新世代というにはやや年を重ねている(正代も然り)。照ノ富士が新世代と言われていた頃の優勝額は、この日で見納め。
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