令和三年三月場所二日目観戦記
そ の 五(令和 3年 3月15日)
北青鵬は前場所、横綱白鵬が新型コロナウイルスに感染したことで宮城野部屋まるごと全休となったために出場していない。 こういう場合、連勝記録が切れたとみるか、切れていないとみるか、実に悩ましい。「処分」ではなく「措置」だから継続か、と考えてみるが、 感染して症状が出た白鵬も「措置」扱いのはずなので、整合性が取れない。
さて立ち合い、北青鵬ひどい腰高で踏み込みも鈍く、小手先で右四つを狙ったが二本入れられた。閂でぶら下げるように攻めようとするが腰が前に出ず、 時栄が右下手投げで振ると北青鵬左足を大きく踏み切って黒星、魅力が見られなかったのか、魅力がないのか、判断できなかった。
東西の花道から控えの座蒲団。そして西の花道から、東西の水桶。この水桶、そこそこの重さはあると思うが、両手に提げて運んでくるのだから凄い。 ややあって、呼出し 2名が黒房下にスタンバイ。およそ10分の待ち時間を経て、北青鵬の踏み切りの跡を残したまま、十枚目の土俵入りが始まる。
(以下次頁)
前頁へ
前画面に戻る
次頁へ
