令和四年一月場所初日観戦記
そ の 五(令和 4年 1月 9日)
湊(湊富士)審判長、朗々と取り直しを宣告。将豊竜は息が上がってしまっている。左鼻には詰め物。だが将豊竜、今度は捕まらずに頑張った。 差されたが素早く切り替えて左小手投げ、文句なく投げ飛ばして苦心の 1勝。
3番後、時栄に天王山は、時栄が右膝を痛めているのが惜しいが、しぶとい相撲が楽しめそうな一番。左四つ、右上手から攻める天王山と、 足を入れ替え入れ替え凌ぐ時栄の攻防、天王山体を開いての右上手投げに凱歌。このところ天王山の強味が増してきている。
1番おいて、東の朝志雄。 9月に関取になって村田から改名したが 1勝どまりで陥落、11月も負け越して上位15枚目からもこぼれ、再上昇を期している。 一気に運ぶ相撲ではなかったが下から押し、左で土俵下に突き飛ばして力のあるところを見せてくれた。
北青鵬は 9月に関取になったが出場できず、11月に改めて晴れ姿を見せたものの初日早々右膝を壊してしまった。膝をあまり曲げず突っ立ったまま肩越しに上手を求める相撲なので、 把瑠都の例を引くまでもなく懸念されていた負傷である。ということでこの場所は病み上がり、分厚くはないが右膝にサポータをつけて東から土俵に上がった。
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