令和四年一月場所初日観戦記
そ の 十二(令和 4年 1月 9日)
協会御挨拶、役力士に休場者なく、八角理事長が照ノ富士以下 7名を従えて土俵に立った。これが角界最高峰の分厚い背中である。 そして目の前を横綱照ノ富士らが下がっていく。花道そばの席の醍醐味。
相方が
知らずにいた
こと、それは、大奄美−松鳳山戦が組まれていたこと。この日の割は全く見ていなかったそうな。 選んだタオルといえば…松鳳山だった。ということで西花道から松鳳山の入場だ。相方
またも
興奮状態。 「信じられない。ほんとに動いてる。ほんもの。きたー。松鳳山。しょうほうざーん」って小声で叫んでいる。
松鳳山突っ張って攻め立て巧みに左から右と差した。左肩の寄せと右肘の張り具合、大奄美に何もさせない体勢をつくり上げた。 小さい松鳳山がここから持久戦のような形、機を見て揺すり、一気に攻め切る敏捷さ、これが間もなく38歳になろうというのだから恐れ入る。
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十枚目取組・四
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