令和四年一月場所二日目観戦記
そ の 十四(令和 4年 1月10日)
千代大龍左で後ろ褌を取ってうまく出したが、左足が出遅れてついていけず。残念ながら相撲は空中姿勢を競う競技ではなかった。
石浦はいきなり差しにはいかず、佐田の海にも差させず、機を見て左下手を深々と取るなり投げつける。この上なく豪快でありながら理に叶った相撲。 まず左を差し勝ち、佐田の海は一本でも差したり前褌を引いたりすると突撃してくるからそれも喰い止め、そして直ちに勝ちを握る鮮やかさ。
石浦の肉体はもはやゴリゴリといった感があるが、照強は逆に痩せたように見える。塩を取りにいくのが身軽に見えるが…
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